左義長(さぎちょう)

   

 正月15日(小正月)に行われ、正月の松飾や注連縄(しめなわ)、書初めなどを集めて焼く火祭りの行事です。

地方によっては「どんど焼」などの名称で呼ばれます。

 一年の始めにあたり、穢れを祓い清めて暖かい春の到来とその年の豊作を祈る行事でもある。

この火にあたると、若返る、餅を焼いて食べると病気をしない、書初めを焼いてそれが高く舞い上がると書が上手になるなどと言われる。

 平安時代の宮中では、清涼殿の東庭で、青竹を束ねて立て毬杖(ぎちょう)三個を結んでその上に扇子や短冊などを添え、陰陽師がうたをはやしながら焼いた。